2003-07-18 第156回国会 参議院 外交防衛委員会公聴会 第1号
○公述人(板垣雄三君) 私が言っておりますのは、身の危険を冒してでも何でもやれというそういう意味ではございません。安全を自ら作り出していくということが必要であるという、そういうことを申しました。 そして、さらに、私の公述の中で強調したつもりでありますけれども、この言わば武装活動と申しますか戦闘行為にかかわらないというこの原則といいますか、この点は、アメリカが考えている今やテロとの戦いというそういうところでは
○公述人(板垣雄三君) 私が言っておりますのは、身の危険を冒してでも何でもやれというそういう意味ではございません。安全を自ら作り出していくということが必要であるという、そういうことを申しました。 そして、さらに、私の公述の中で強調したつもりでありますけれども、この言わば武装活動と申しますか戦闘行為にかかわらないというこの原則といいますか、この点は、アメリカが考えている今やテロとの戦いというそういうところでは
○公述人(板垣雄三君) ただいまのお話の中で、サンレモ会議は二八年というふうに言われましたけれども、一九二〇年でありますので。 私の方で申しましたことは、安全な場所というものを探すという、そういうところで、私の公述の最後のところでは十分な地域研究上の知識というものの裏付けにおいて調査が行われるべきであるという、そういうことも申しましたけれども、私の見るところでは、今、イラクの中で安全な場所はないと
○公述人(板垣雄三君) ここで公述を行う機会を与えられましてありがとうございました。 私は、長らく国際関係というような次元で中東研究、イスラーム研究をやってまいりました。そういうことから、どういう方角の方からも意見、助言を求められる場合には、私の方から積極的に私の考えるところを申し述べてきたつもりであります。今回、このような形で非常に公の場でその機会を与えられましたことをうれしく思っております。
○参考人(板垣雄三君) ただいまのお話に対して私の方でお答えしたいことは、この九月十一日の事件が起きる前、まあ半年ほど前から、あるいは一年弱かもしれませんが、いろいろな形であの種の非常に深刻な問題が発生する危険性があるということを、私は、専門的に研究している研究者としての立場から極力機会をとらえては社会的にも警告してきたつもりでありました。しかし、非常に残念ながらああいうことが起こってしまったのでありますが
○参考人(板垣雄三君) 非常に広範な問題についてのお話でありましたので、全面的にお答えするのはなかなか短い時間では困難なのですけれども、私は、考えておりますのは、先ほど来、他の参考人も言われたように、イスラムというのもいろいろなイスラムがあるという、そういう問題と関連いたしますが、九月十一日の事件の背後にあるというふうに一般に考えられている世に言う原理主義者、イスラム原理主義者と言われているような人々
○参考人(板垣雄三君) 板垣でございます。 文明間の対話ということを中心として、私の日ごろ考えておりますことをお話しさせていただきます。 先月の十二日、十三日でありますが、日本外務省とそれからバハレーンの外務省、バハレーンはこのたび王国になりました。バハレーン王国外務省と、その両者が共催する形で、バハレーンにおきましてイスラム世界と日本との文明間対話という会議が行われまして、それに私もいささかお